こんにちは!
Azure Backupの状況がわかるレポート機能がプレビューされました。※20170821現在
どんなレポートなのか試してみました!
対応しているバックアップ方式
現時点で対応しているバックアップ形式は2種類です。
・Azure VM
・Azure Backup Agent
Azure Backup ServerやDPMは対応していませんのでご注意!
バックアップレポートの構成
1、バックアップレポートの有効化
Recovery Serviceコンテナーから、「バックアップレポート」を開きます。
「構成」をクリックし、状態を「オン」にして、「ストレージアカウントへのアーカイブ」にチェックを付けます。
そして。Azure Backupのログ情報などを保存するストレージアカウントを指定します。
あらかじめストレージアカウントを作成しておくといいです。
LOGの項目にいき、保存するログを選択します。
レポートは、選択したログをもとに作成されます。
リテンション期間は、ログを保存する期間です。
期間を長くするとレポートをさかのぼって確認することができますが、ストレージ容量が増えるので料金もかかります。
2、ブラウザ版のPower BIの構成
ブラウザ版のPower BIを開き、「データの取得」からサービスの「取得」をクリックします。
3、サービスの選択
サービス一覧から「Azure Backup」を探し、「今すぐ入手する」をクリックします。
4、Azure Backupのログ保存ストレージの接続
先程ログ保存先のストレージアカウントの設定をしました。
そのストレージアカウントの情報を使用します。
まず、ストレージアカウント名を入力します。
blob.core.windows.netの前のエイリアスです。
5、ストレージアカウントのキーの指定
次にストレージアカウントの接続キーを入力します。
Azureポータルのストレージアカウントのキーから取得できます。
6、レポートを開く
ストレージアカウントへの接続が完了すると、ワークスペースに「Azure Backup」が表示されます。
レポートが見れるようになるまで、少し時間がかかります。
レポートが開けるようになるとこんな感じのレポートが見れます!
見れるレポートの種類
Summary
Summaryでは、バックアップしているインスタンス数やバックアップデータ容量など、一通りの情報が見れます。
Storage
Storageでは、バックアップデータの容量を確認することができます。
バックアップ容量の推移がわかります。
Backup Items
Backup Itemsでは、バックアップしたファイルなどのコンテンツを確認できます。
どのドライブのどのフォルダなど
Job Health
Job Healthでは、バックアップが成功したのか失敗したのかを確認できます。
バックアップジョブの失敗回数がわかるので、原因調査を行い正常にすることができます。
Job Duration
Job Durationでは、バックアップにかかった時間やリストアにかかった時間を確認できます。
Alerts
Alertsでは、Azure Backupで発生したアラートが確認できます。
バックアップに失敗した、エージェントのアップデートが必要などの情報が確認できると思います。
備考
・初回のPower BIとストレージアカウントの接続では、レポートが表示されるまでに最大24時間かかる場合があるようです。
気長に待ちましょう。
・Power BIのレポートの更新は1日1回です。
・ログのリテンションを少なくしストレージ料金を節約するには、Power BIでExcelにエクスポートする機能があるので、定期的にエクスポートしましょう。
・Recovery Serviceコンテナーで複数台バックアップしている場合は、すべてのサーバーのレポートを確認することができます。
まとめ
この機能を使えば簡単にバックアップのレポートを確認することができます。
Azureポータルでは確認しにくいところがあるので助かります!
料金は、Azureストレージだけ!(ログ保存料金)
少額かつ簡単なので、お試しあれ!!
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