Azure Backupにアプリケーションワークロード用のエージェントが用意されました!
いわゆる簡易DPM(System Center Data Protection Manager)です。
また、Disk to Disk to Cloud(D2D2C)の構成が可能になりました。
このプリケーションワークロードとは、何を示すのか説明がありました。
Microsoft SQL Server、Hyper-V VM、SharePoint Server、Windows クライアントのバックアップを Microsoft Azure Backup に保存できるようになりました。
System Center をご利用の場合は、Data Protection Manager を使用して同じ機能を実現できます。
構成する環境は、ドメインとDPMの様に専用サーバーを準備しなくてはいけません。
これはまさしくDPMが無料で使えるってことですね!
実際にインストールしてみます。
あらかじめAzureでバックアップコンテナは作成しておきます。
ダッシュボードからエージェントのダウンロードをします。
「アプリケーションワークロード用(Disk to Disk to Cloud)」をクリックします。
英語のサイトに飛ばされるので、全てのファイルをダウンロードします。
ダウンロードした「MicrosoftAzureBackupInstaller.exe」を管理者で実行します。
インストールの「Microsoft Azure Backup」をクリックします。
すると見覚えのある方もいるかもしれません。
DPMをインストールする時の画面です。
「次へ」をクリックします。
前提条件を確認します。
「このコンピューターは、Microsoft Azure Backupのソフトウェアとハードウェアの要件を満たしています。」となればOKです。
次へ進みます。
SQLをインストールする画面になります。
SQLをインストールしていない場合は、「このセットアップを使用してSQL Serverの新しいインスタンスをインストールします。」を選択し、「確認してインストール」をクリックします。
インストールされるとこうなります。
次にインストールの設定をします。
バックアップのサービスアカウントが作成されるので、パスワードを指定します。
Windows Updateを有効にするか選択します。
次へ進むと、「Microsoft Azure Recovery Service Agentセットアップウィザード」が表示され、プロキシの構成を行います。
エージェントをインストールします。
インストールされると「Microsoft Azure Recovery Service Agentのインストールは正常に完了しました。」と表示されます。
次にAzure Backupコンテナの資格情報を設定します。
Azure Backupのダッシュボードから「コンテナの資格情報のダウンロード」をします。
ダウンロードしたファイルを読み込ませます。
次に暗号化の設定をします。
暗号化を行うパスフレーズを入力します。
最低文字数も多いので自動生成を行った方がラクそうです。
任意の場所にパスワードを保存できるので安心です。
次に進むと「Microsoft Azure Backupセットアップ」に戻ります。
設定の概要を確認し、インストールします。
「Microsoft Azure Backup installation has completed successgully」と表示されれば完了です。
デスクトップにDPMと同じアイコンができます。
起動した画面もDPMそっくり!
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