Azure BackupでAzure上のVMをバックアップするのが正式リリースされました。
なので、バックアップ・リストア方法を記載します。
バックアップ手順
1、Azureポータルにログインし、「Recovery Service」を開きます。
「新しいコンテナーの作成」をクリックします。
2、下から新規ウィンドウが表示されるので、「DATA SERVICE」→「RECOVERY SERVICE」→「バックアップコンテナー」→「簡易作成」を開きます。
名前:バックアップコンテナーの名前
地域:バックアップデータの保存地域
※バックアップの地域は、バックアップ対象の仮想マシンと同じ地域にする必要があります。
上記入力後、「コンテナーの作成」をクリックします。
バックアップコンテナーが作成されます。
3、Azure上にある仮想マシンを登録できるようにするため、「登録済みの項目」→画面下部「探索」をクリックします。
探索が完了すると、下部にメッセージが表示されます。
4、バックアップコンテナーの「→」をクリックします。
まだ、サーバーを登録していないので「登録」をクリックし登録します。
5、探索が完了すると、対象のサーバーが表示されます。
バックアップするサーバーにチェックを入れ、右下のチェックボタンをクリックします。
登録されると、先ほど選択した仮想マシンが表示され「登録済み」となっています。
6、仮想マシンの保護をします。
画面下部の「保護」ボタンをクリックします。
7、「保護する項目を選択します。」画面で、バックアップを取得するサーバーにチェックを入れ、次へ進みます。
8、「保護の構成」では、バックアップのスケジュールや世代管理を構成します。
この画面から新規に構成(ポリシー)を作成することができますが、ここでは「DefaultPolicy」を使用します。
DefaultPolicyでは、毎日20時にバックアップされる設定になっています。
9、次に「リテンション期間」の設定を行います。
ここでは、世代管理の設定をします。
今回は、DefaultPolicyの設定のままにします。
保持ポリシーの最大値は下記になります。
- 日ごとの保持ポリシー: バックアップは毎日作成され、30 日間保持されます。
- 週ごとの保持ポリシー: バックアップは毎週日曜日に作成され、104 週間保持されます。
- 月ごとの保持ポリシー: バックアップは各月の最後の日曜日に作成され、120 か月保持されます。
- 年ごとの保持ポリシー: バックアップは 1 月の最初の日曜日に作成され、99 年間保持されます。
バックアップの準備が整うと「保護された項目」にサーバーが登録されます。
10、今回は、手動でバックアップを実行するため、「今すぐバックアップ」をクリックします。
「ジョブ」ページでバックアップの状況を確認することができます。
これでバックアップは完了です。
リストア手順
1、リストアするサーバー(元のサーバー)を削除します。
削除する際は、「接続したディスクの削除」を選択し追加のディスクも削除します。
2、「RECOVERY SERVICE」→「対象のバックアップコンテナー」→「保護された項目」→対象のサーバーを選択→下部「復元」をクリックします。
3、「復旧ポイントを選択する」画面でいつの時点に復元するか選択します。
今回は1回のバックアップのみなので「最新の復旧ポイント」を選択します。
4、「復元インスタンスの選択」では、元の仮想マシンと同じになるように設定します。
仮想マシン名:元の仮想マシン名
クラウドサービス:元の仮想マシンが所属していたクラウドサービス
ストレージアカウント:元の仮想マシンを保存していたストレージアカウント
VIRTUAL NETWORK:元の仮想マシンが所属していた仮想ネットワーク
サブネット:元の仮想マシンが所属していたサブネット
次へ進むと復元が開始されます。
ジョブのページで確認することができます。
復元が完了すると、仮想マシンのページから復元されていることが確認できます。
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