Azureの仮想マシンの死活監視をLog Analytics(OMS)でやってみる!

Azure

こんにちは!

今回は、Azureの仮想マシンの死活監視をLog Analytics(OMS)で行ってみようと思います。

ことの発端は、Azureのみで仮想マシンの監視を行いたい!と思ったからです。
大規模な環境であればSCOMを使えばいいと思います。
ですが、小規模だとAzureだけで完結したいです。

標準機能だとパフォーマンス監視ぐらいしかできないですね。

どうしても死活監視がしたかったのです!!

では、まずはLog Analyticsの環境を作りましょう!

1、Azureポータルにログインして、Log Analyticsを開きます。

2、「追加」ボタンをクリックし、OMSワークスペースの作成で必要事項を入力し作成します。
  死活監視だけならFreeプラン(無料)で問題ないでしょう!

3、ワークスペースができたら、Azure上にある仮想マシンを登録します。
作成したワークスペースを開き、「ワークスペースのデータソース」の「仮想マシン」をクリックします。

4、今のサブスクリプションにある仮想マシンが表示されます。
監視したい仮想マシンをクリックします。
今はまだ「OMS接続」が「未接続」となっています。

5、上部に「接続」ボタンがあるのでクリックします。
  この時、仮想マシンに拡張機能をインストールされるので起動しておく必要があります。

少しすると接続が完了します。
接続されるとこのような表示になります。

6、接続が完了したら、「OMSワークスペース」に戻り、「OMSポータル」を開きます。

7、OMSポータルが開くので、「ログ検索」を開きます。
  英語表示になっている場合は、右側の地球みたいなマークから言語を変更できます。
  ついでに、「Settings」に登録されているサーバーの台数が表示されていることを確認します。

8、「ログ検索」のページで検索ボックスがあるので、そこに「Type=Heartbeat」と入力し右側の虫眼鏡マークをクリックして検索します。

検索すると、Heartbeatに関するログが表示されます。
これは、OMSエージェントのハートビートを監視しているようです。
時刻を見ると1分おきにチェックしています。

9、次にアラートの設定をします。
上部の「アラート」をクリックします。

10、「アラートルールの追加」が表示されるので、各項目を入力していきます。
大事な個所はスケジュールの「結果の数」です。
ここを「次の値より小さい」を選択し、右側には「1」を入力します。

アラートのメール配信する場合は、右側の「件名」と受信者を入力します。
全項目入力したら、保存します。

これで死活監視のアラート設定は完了です。

そして、アラートメールはこちら



これで死活監視できますね!

アラートの解除方法

1、OMSポータルの設定を開きます。

2、「Alerts」を開き、作ったアラートルールの「ON」を「OFF」にします。

これでアラートを無効化しました。

今回はAzure上の仮想マシンの監視を行いましたが、OMSのエージェントをインストールすればオンプレミスの仮想マシンも監視できます。

ただ、インターネット経由での監視になるので通信状況によっては無駄なアラートが発生してしまいます。
この辺は、Azure Monitorがもう少し進化したらOMSから切り替えられるかもですね!

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