Azure 仮想マシン 3つのバックアップ方法のメリット・デメリット

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こんにちは!

今日は、Azureの仮想マシンをどのようにバックアップすればよいか考えようと思います。

いくつか方法はあるかと思いますが、今回は3つです。

1、Azure Backup (エージェントレス)

2、Azure Backup (エージェント)

3、キャプチャ

 

それぞれメリット・デメリットがあります。

1、Azure Backup (エージェントレス) 

勝手にエージェントレスと言っていますが、Azure VMをAzure Backupに登録してバックアップする方法です。

一番簡単な方法になります。

vmbackup-architecture

▼メリット
1、設定が簡単
Azure Backupコンテナを作成して、今あるVMを保護対象として保存してスケジュールするだけ。

2、アプリケーションのインストールが不要

3、初回フルバックアップ、初回以降増分バックアップ

4、Azure上のLinux VMサポート

5、アプリケーション対応
SQL、Exchange、SharePointに対応

 

▼デメリット
1、インターネット接続が必要
バックアップはインターネット経由のようです。
拡張機能のVM Agentがバックアップを行っていて、インターネット経由でバックアップコンテナに保存されます。
ADとかインターネットへの接続も制御している場合もありますよね。
そういう時は使えません。

2、フォルダ・ファイル単位の復元ができない
VMごとリストアになります。
今あるものを削除し復元するか、別名で復元するかです。
サーバー自体がダメになってしまった場合は有力です。

2、Azure Backup (エージェント)

Azure Backupエージェントをインストールしてバックアップする方法です。
Windows Server Backupと同じUIで拡張機能と言えるでしょう。

initial-backup-process

▼メリット
1、フォルダ・ファイル単位のバックアップ・リストアが可能
ファイルサーバーのバックアップの用途では、もってこいですね。
必要なファイル、必要な分だけバックアップ・リストアできます。

2、サーバー・クライアント両方サポート
Windows Serverのみならず、Windowsクライアントもバックアップ可能です。
個人のPCのバックアップにも使えます。

3、場所を問わないバックアップ
Azure VMのみではなく、オンプレのサーバー、自宅のPCなど、どこにあってもインターネットがあれば利用可能

4、ネットワーク帯域料金無料
バックアップ・リストア時のネットワーク帯域料金は、発生しません。
通常Azureからのデータ送信は帯域料金が発生します。(5GBまで無料)
Azure Backupでは、バックアップデータが膨大ですべてをリストアする場合でもネットワーク帯域料金はかかりません。

5、アプリケーション対応
SQL、Exchange、SharePointに対応

6、初回フルバックアップ、以降増分バックアップ

 

▼デメリット
1、インターネットが必要
やはりインターネットが必要となります。
Azure内で完結したい場合は、向きません。

2、ネットワーク速度
膨大なデータの場合、ネットワーク帯域と時間がかかります。
最大20Mbpsで1TBバックアップした場合、約4.6日かかります。
Export/Importサービスも利用できますが、少し手間ですよね。

3、キャッシュ領域
Azure Backupエージェントは、実データをステージング領域にコピーしバックアップします。
そのため、専用の領域を確保する必要があります。
公式では、バックアップする実容量の5%と記載されていますが、一時データベースファイルが5%前後、メタデータが5%前後、それぞれ増減を考えプラス5%を確保する必要があると考えています。
なので、バックアップする実容量の15%は必要だと思います。2TBバックアップする場合、300GBのキャッシュ領域が必要となります。
※キャッシュ領域の既定場所は、Cドライブになるので圧迫に注意!

 

3、キャプチャ

Azure VMのその瞬間をキャプチャするイメージバックアップです。

▼メリット
1、Azure内で完結
インターネットは必要ありません。
Azureだけで完結したい場合は、もってこいです。

2、早い!簡単!

 

▼デメリット
1、VSSに対応していない
上記2つの方法は、VSS対応なので他のアプリケーションのバックアップも可能でした。
キャプチャは、VSS非対応なのでアプリケーションのバックアップをする場合は、シャットダウンしてからキャプチャする必要があります。

2、標準で自動化の機能がない
上記2つのバックアップは、スケジューリングが可能でした。
キャプチャにはありません。
Azure AutomationやタスクスケジューラーでRemote PowerShellを動かすなど仕組みを考えなくてはいけません。
実際に案件でAutometionとタスクスケジューラーの実績はあります。
単純にサーバーのバックアップをしたいということであれば、おすすめします。

 

まとめ

どれを使えばいいかは、用途・目的に合わせて使い分ける!

上記の3つの他に、System Center Data Protection ManagerやAzure Backup Server(DPM Lite)を使い柔軟にバックアップを行うことができます。
これらは、専用のサーバーを準備する必要があるためお手軽ではありません。
今回は、お手軽にバックアップするという点で3つご紹介しました。

 

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